申し訳ございませんが、お客様…、あんパンは置いてございません

「パン屋なのに、なぜ、あんパンはないの」

お叱りの言葉はごもっともです

申し訳ございませんが、お客様…、あんパンは置いてございません
レストランの店頭で、しばしば交わされるやりとりです

あんパンを置かないのには訳があります
そんなに遠くない昔、日本のパンの歴史が始まりました
日本では、パンといえば菓子パン、パンはおやつでしかなかったのです

1918年
神戸屋は
異人さんのための食パンづくりから
始まりました

パンは異人さんの主食、毎日食べるものです
材料は、全て高価な舶来品
日本人には、高嶺の花だったのです

1975年
昼食や夕食にパンの美味しい食べ方を紹介する
「私たちはお客様の身近なキッチンでありたい」

想いをそのまま Kobeya Kitchen と旗印に掲げ

パンの美味しい食べ方との出会いの場
ベーカリーレストランを開店します

昼食や夕食にパンを…
私たち想いは、パンを主食と認めてもらうことです
あんパンはおやつです
そのため
あえて、あんパンを置いておりません

「つくり手の思い込みではないのか」

おっしゃる通りです
ただ、そんな会社があっても良いじゃないですか
ご容赦下さい

「甘いペストリー、パイは置いているではないか」

ペストリー、パイは置いております
甘い、しょっぱいの問題ではありません
欧米でペストリー、パイはりっぱな朝食です
主食として置いております

神戸屋は食パンから始まりました

神戸屋レストランには
あんパンは置いておりません
そんな会社が一つぐらいあっても良いじゃないですか

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