シュトレン(シュトーレン)とは?名前の意味や味、食べ方などを解説

シュトレン(シュトーレン)とは、ドイツで生まれたクリスマスによく食べられるスイーツパンです。当記事ではそんなシュトレンの起源や味わいなどの特徴を解説しています。加えて、シュトレンの種類やおすすめの食べ方も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

クリスマスに食べられるスイーツパンとして人気なシュトレン(シュトーレン)。毎年クリスマスシーズンになると、パン屋やデパートなどで見かけることが多くなります。

しかし、日本ではクリスマスと言えばケーキやチキンなどが定番の食品です。そのため、シュトレンについて詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。

当記事では、シュトレンとはどのような食べ物なのか解説します。起源や味わいの特徴だけでなく、その種類や食べ方などについても記載しているので、ぜひお役立てください。

シュトレン(シュトーレン)とは?味や名前の意味について

シュトレンとは、バターをふんだんに使用した生地にドライフルーツやナッツなどを練り込んだスイーツパンのことです。バターの風味とドライフルーツの酸味が口いっぱいに広がり、リッチで上品な味わいとしっとりとした食感を楽しめます。

またシュトレンはドイツ語で「坑道」を意味することから、トンネルのような半円で長い形状が特徴です。表面には粉砂糖が均等にまぶされており、雪のように真っ白な見た目が冬の時期にマッチしており、食卓に並べるだけで特別な雰囲気を演出してくれます。

起源は14世紀のドイツ

シュトレンの起源は諸説ありますが、14世紀ドイツのザクセン州ドレスデンで生まれたという一説があります。当時のパン職人がクリスマスの贈り物として、キリスト司教に献上したものがシュトレンだと言われています。

加えて、15世紀のドイツで現在のような甘みのあるシュトレンが作られたという説もあります。当時のドイツでは、バターは宗教的な理由から決まった期間にしか食べることができませんでした。しかし、選帝侯と呼ばれる権力者がバターの使用を許可したことで、現代のようなシュトレンの味わいに変化していったと言います。

クリスマスパンの定番

シュトレンは、クリスマスのアドベント期間に食べる習慣があることから、クリスマスパンの定番として親しまれています。アドベントとは「12月25日の4週前の日曜日から12月24日までの期間」を指し、キリストが降誕した日を待ち望む期間という意味を持ちます。

このアドベント期間に薄くスライスしたシュトレンを少しずつ食べていき、日に日に変わる味わいを楽しむのが本場ならではの食べ方。伝統的なクリスマスを体験したい方は、この食べ方を取り入れても良いでしょう。

マジパンが使われていることが多い

マジパンが使われることが多い点もシュトレンの特徴の1つです。

マジパンとは、粉末状に砕いたアーモンドや砂糖などを固めた洋菓子のことです。大きく分けると2種類あり、1つは「ケーキのデコレーションのための人形を作るマジパン」、もう1つは「焼き菓子に混ぜ込むローマジパン」です。

言葉自体に馴染みはないかもしれませんが、本場ドイツのシュトレンの中にはマジパンを入れることがガイドラインで定められている種類もあるほど、大切な材料となっています。

シュトレン(シュトーレン)の種類とは?

クリストシュトレン

最も一般的でベーシックなシュトレンです。キリスト(クリスト)の名前を冠しており、クリスマスシーズンに見かけることが多い種類の1つです。
 

ドレスナーシュトレン

シュトレンが生まれた場所とされるドイツのドレスデンで作られたシュトレンです。この名称を使えるのはドレスデンで作られており、かつ複数の条件を満たしたもののみとなります。
 

マジパンシュトレン

先述したマジパンが使用されたシュトレンです。棒状にしたマジパンを生地の中心に入れて焼き上げられています。一般的なシュトレンよりも、マジパンの味わいを強く感じられる点が特徴です。
 

ブッターシュトレン

バターの含有量が多いシュトレンです。バター以外の油脂材料を使用することができないほか、一定量のドライフルーツを含めなければならないなどの規定があります。

 

シュトレン(シュトーレン)のおすすめの食べ方は?

シュトレンは、クリスマスシーズンという特別な期間に食べることが多いスイーツパンです。年に1度の大切な時間を堪能するためにも、美味しい食べ方を知っておくと良いでしょう。

ここでは、シュトレンのおすすめの食べ方についてご紹介します。

スライスして毎日一切れずつ食べる

シュトレンの本場ドイツでは、クリスマスの準備期間であるアドベントに少しずつスライスして食べるという習慣があります。

時間の経過とともに素材の味が生地に馴染んでいき、少しずつ変化する味わいを楽しむことができます。日に日に近づいてくるクリスマスをシュトレンと一緒に楽しむことができる、おすすめの食べ方です。

また、シュトレンを保存する際は、断面部分が乾燥しないようにラップでしっかりと包むなど工夫すると良いでしょう。

お好みの飲み物と合わせるとさらに美味しい

シュトレンの味わいを引き立たせるために、相性の良い飲み物と一緒にいただくのもおすすめの食べ方です。

シュトレンは甘さのある味わいのため、飲み物は甘さひかえのものを用意すると良いでしょう。例えば、コーヒーや紅茶、ほうじ茶などの適度に苦味のある飲み物がおすすめです。

また、赤ワインや白ワインとの相性も良いため、上品で贅沢な時間を過ごしたい方は試してみてはいかがでしょうか。

シュトレン(シュトーレン)を売っているところとは?

シュトレンはクリスマスシーズンになると、ショッピングサイトや各店舗で購入しやすくなります。お手軽なものであれば、大型スーパーや輸入食品店、コンビニなどでも販売されることがあります。

ただ、本格的なシュトレンを楽しみたい方は、パン屋やスイーツ専門店などで購入するのがおすすめです。クリスマスシーズンに絶対に用意したいという方は、事前に問い合わせて、販売期間の確認や予約をしておくと良いでしょう。

神戸屋の直営店でも、シュトレンを期間限定で販売しています。お近くに店舗がある方は、ぜひこの機会にお立ち寄りください。

▶神戸屋の直営店の情報は こちら

【神戸屋のおすすめ商品】シュトレン・フッツェルブロート

神戸屋では毎年11月からクリスマスにかけて、期間限定でシュトレンを販売しております。クリスマスに向けてシュトレンのご購入を検討している方は、ぜひ神戸屋をご利用ください。

ここでは神戸屋自慢のシュトレンの魅力についてご紹介します。また、クリスマスのスイーツパンとして人気なフッツェルブロートについても記載しているので、併せてチェックしてみてください。

シュトレン(期間限定)

毎年11月1日から12月25日までのクリスマスシーズンには、ドイツ発祥のシュトレンを販売しております。

神戸屋のシュトレンは、本場ドイツ・フランクフルトのシュトレンを再現しています。レーズン・オレンジ・アプリコット・シトロンの4種のフルーツをたっぷりと練り込み、マジパンを巻き込み焼き上げました。

香り高いリキュールに漬け込んだフルーツの風味や、日を追うごとに深まっていく味わいをお楽しみいただけます。ドイツの伝統菓子であるシュトレンをご自宅に用意したい方は、ぜひこの機会にお買い求めください。

▶神戸屋のシュトレンのご購入は こちら
※11月1日から12月25日までの期間限定となります。

フッツェルブロート

フッツェルブロートとは、シュトレンと同様に人気のあるクリスマスパンの1つです。毎年クリスマスシーズンになると、大変多くのお客様にお買い求めいただいております。

神戸屋のフッツェルブロートは、リンゴやチェリー、レーズン、オレンジピールなどのドライフルーツとナッツをパン生地に包んでじっくりと焼き上げており、しっとりとした食感と贅沢感のある味わいが特徴です。シュトレンと同様に、クリスマスに向けて少しずつ食べることで味わいの変化を楽しめます。

神戸屋オンラインストアでは、ご注文から5~6日で各ご家庭にお届けしています。クリスマスシーズンに合わせて、ぜひお買い求めください。

【ご夫婦やカップルにおすすめ!】 ▶フッツェルブロート 1/2本のご購入は こちら

【クリスマスパーティーなどにおすすめ!】
▶フッツェルブロート 1本のご購入は こちら
▶フッツェルブロート 2本の購入は こちら

シュトレン(シュトーレン)を食べて伝統的なクリスマスを過ごそう

シュトレンは、ドイツ発祥の伝統的なクリスマスパンです。クリスマスシーズンに用意することで、特別な雰囲気を楽しむことができます。

これまでクリスマスにはチキンやケーキなどが定番だったという方も、今年はシュトレンを用意して伝統的で趣のあるクリスマスを過ごしてみてはいかがでしょうか。

もしも、お住まいの地域でシュトレンが売っていないという方は、神戸屋オンラインストアではフッツェルブロートをお取り寄せすることも可能です。シュトレンに並ぶクリスマスパンの定番なので、ぜひご購入をご検討ください。

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