バゲットとフランスパンの違いとは?それぞれの特徴や味わいなどを解説
バゲットとフランスパンの違いを解説している記事です。バゲットの見た目や材料、味わいなどを紹介し、フランスパンとの違いを分かりやすくお伝えしています。またバゲットの美味しい食べ方やおすすめ商品なども記載しているので、ぜひお役立てください。
バゲットはフランスパンの中でも、多くの家庭で親しまれている身近なパンの1つです。 しかし、時にはバゲットのことを「フランスパン」と呼ぶこともあり、両者の明確な違いについて曖昧な方もいらっしゃるのではないでしょうか。
当記事では、バゲットとフランスパンの違いについて解説します。 併せて、バゲットの美味しい食べ方や神戸屋のおすすめ商品もご紹介しているので、 バゲットを含むフランスパンについて興味のある方はぜひチェックしてみてください。
バゲットとは?
バゲットとフランスパンの違いを理解するには、まずバゲットとはどのようなパンを指すのかを知ることが必要です。ここでは、バゲットの特徴について解説します。
細長い形状のフランスパンのこと
バゲットとは、フランスの家庭でよく食べられているフランスパンの1つです。 フランス語で「杖」や「棒」という意味を持つ名前の通り、細長い形状をしています。
長さは約50〜60cmの間で作られることが多く、重さはおよそ250gで作られる傾向にあります。 「フランスパンと言えば長くて固いパン」というイメージがあるように、典型的なフランスパンの見た目をしているのが特徴です。
バゲットの材料について
バゲットの材料は小麦粉・水・塩・パン酵母と、パンを作るための基本的な材料のみとなっており、非常にシンプルです。 ただし、材料がシンプルなだけにパン作りの技術や環境の影響を受けやすく、製造工程を含め、パン作りの中でも難易度が高いと言われています。
バゲットの味わいの特徴
先述の通り、バゲットはシンプルな材料で作られています。砂糖も一切使用されていないため、小麦由来の素朴な味わいを楽しむことができます。
表面は歯切れの良いパリッとした食感で小麦の香ばしさを感じられる一方で、中身はしっとりとした食感になっている点が特徴です。
バゲットとフランスパンの違い
フランスパンとは、小麦粉・水・塩・パン酵母で作られるフランス発祥のパンの総称です。 そのため、同じ材料で作られるバゲットもフランスパンの1つということになります。
つまり、バゲットをフランスパンと呼ぶことは間違いではありません。 数あるフランスパンの種類の1つとしてバゲットがあると覚えておくと良いでしょう。
またフランスパンの種類は、その形状やクープ(生地表面の切り込み)の数などによって区別されます。 バゲットと見た目がそっくりなバタールというフランスパンも、形状やクープの数によって見分けることが可能です。
バタールとの違い
バタールは、バゲットと形状が似ているフランスパンです。
バゲットが長さ50〜60cmほど、クープの数は7本ほどなのに対して、バタールは長さ40~50cmほど、 クープの数は3ほどで作られています。また、バタールのほうが太めに作られているのも違いを見分けるための特徴の1つです。
見た目がそっくりなので混同しやすいですが、「バゲットは長い、バタールは短くて太い」と覚えておくとわかりやすいでしょう。
バゲット以外のフランスパンの種類
バゲットやバタール以外にも、フランスパンの種類はあります。ここではバゲットとその他のフランスパンの違いを一覧でまとめているので、参考にしてみてください。
フランスパンの種類 | 特徴 |
---|---|
バゲット | 細長い形状で長さは約50~60cm、クープの数は7つほど |
バタール | 細長い形状で長さは約40~50cm、クープの数は3つほど |
パリジャン | 細長い形状で長さは約60~70cm、フランスパンの中でも特に長く、太い |
フィセル | 細長い形状で長さは約30cm、バタールよりも短く、細い |
クッペ | ラグビーボールのような楕円形で、クープが1つだけ入っている |
プール | ボールのような丸い形状で、十字のクープが入っている |
エピ | 麦の穂のような特徴的な形状をしている |
パン・ド・カンパーニュ | 大きな丸型・卵型に成形されている |
リュスティック | 水分を多く含んだ生地を使用しているため、その形状は一定ではない |
『フランスパンの種類を解説|バゲットとバタールの違いとは?』
バゲットの美味しい食べ方
バゲットは、そのままの状態でも美味しくいただけますが、アレンジや食べ方を変えることでまた違った味わいを楽しむことができます。 ここでは、バゲットの美味しい食べ方をいくつかご紹介します。
ハムサンド
バゲットを縦または横に薄くスライスして、ハムサンドにする食べ方です。 ハムやサニーレタスなどをサンドするだけのシンプルなアレンジなので、すぐにご家庭で試すことができます。 ハムの塩分や肉の旨みが、バゲットのシンプルな味わいにマッチします。
また、お好みでチーズを挟んだり、マスタードやマヨネーズを塗ったりしても美味しくいただけます。
オニオングラタンスープ
オニオングラタンスープに入れるパンとして、バゲットを使用する食べ方です。
固くなってしまったバゲットを有効に活用でき、旨み溢れるスープをたっぷりと吸い込んだ味わいが魅力です。 固さのあるバゲットもふわふわでトロッとした食感に変わるので、普段とは異なる口当たりを楽しむことができます。
アヒージョと合わせる
アヒージョはパンとの相性が良い料理です。バゲットのような水分が少なく、固めでシンプルな味わいのパンとは特に合わせやすいです。
トーストしたバゲットを用意すれば、アヒージョのオイルが染み込み過ぎず、カリッとした食感を楽しめます。 一方、トーストしない場合はオイルがよく染み込み、アヒージョの味わいをさらに堪能できるので、好みに応じて調整すると良いでしょう。
【神戸屋おすすめ商品①】バゲット
神戸屋では熟練のパン職人が手作りするバゲットを販売しております。 素材本来の味わいを提供するために、機械化や添加物に頼らず、徹底した素材選びと伝統的な製法を用いて手作りしています。
材料には小麦の香りを感じやすいフランス産小麦粉と、軽い食感を出しやすいフランスパン専用粉を使用。 この2種類を独自の配合でブレンドすることで、軽い口当たりと小麦粉の風味・甘みを感じられる生地に仕上げています。
また、神戸屋には世界にも通じるパン技術を持つ職人が在籍しています。 当社の長田はフランスパン職人として日々研鑽を積んでおり、「ベーカリーワールドカップ2012」の日本代表メンバーとして総合優勝、 個人競技である「マスター・ド・ラ・ブーランジュリー2014」のパン部門で優勝を果たしました。
選りすぐりの素材に世界レベルの技術力が加わった、神戸屋こだわりのバゲットをぜひお買い求めください。
▼神戸屋自慢のバゲットは各直営店で販売しております。 ・
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【神戸屋おすすめ商品②】おすすめのフランスパン
神戸屋では、フランスパン生地を使用したこだわりのパンも販売しております。ここでは、おすすめの美味しいフランスパン商品をご紹介します。
チーズフランス
ソフトなフランスパン生地にゴーダチーズを巻き込み、表面にもチーズをトッピングして焼き上げたフランスパンです。 チーズ好きの方に特におすすめの商品となっており、フランスパンの素朴な味わいが、チーズの風味・旨みを引き立てています。
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トゥルニュ
トゥルニュは、いちじくとくるみを練り込み焼き上げたパンです。 ルヴァン種と発酵生地を使用し、より良い風味・香り・味わいを楽しめるように焼き上げました。 ドライいちじくとクルミの食感、そして生地の風味をご堪能いただけます。
▼トゥルニュは神戸屋レストラン・神戸屋キッチンで販売中
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バゲットは「長い形状のフランスパン」と覚えよう!
バゲットは、フランスパンの1種です。典型的なフランスパンの見た目をしているため、 なかなか違いを見分けにくいですが、「50〜60cmほどの長い形状のフランスパン」と覚えておくと分かりやすいでしょう。
また見た目や味わいの違いを見極めるために、種類ごとにフランスパンを購入してみるのもおすすめです。 神戸屋ではバゲットをはじめとした、美味しいフランスパンを販売していますので、ぜひこの機会にお立ち寄りください。