クリスマスのパンと言えば?聖夜に食べた世界のパン5選
クリスマスに縁のあるパンについて解説しています。クリスマスに特別なパンを食べる意味や由来のほか、クリスマスにピッタリなパン5選をご紹介。年に1度のクリスマスに特別なパンを楽しみたい方はぜひ当記事をお役立てください。
クリスマスと言えば、チキンやケーキなどを食べるイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。 日本では一般的に浸透している風習ですが、実は欧州をはじめとした世界各国ではケーキやチキンだけでなく、 パンもクリスマス定番の食べ物として有名です。
今回の記事では、クリスマスに縁のあるパンについて解説します。クリスマスにパンを食べる意味や、 聖夜に食べたいおすすめのパンをご紹介しているので、クリスマスにピッタリのパンをお探しの方はぜひ参考にしてみてください。
クリスマスにパンを食べる意味とは?
そもそも欧州ではパンを主食とする文化が浸透しており、日常的な食事のほかに特別な日や記念日にもパンを食べる習慣があります。 それはクリスマスも例外ではなく、イエス・キリストの生誕を祝うことを目的とした宗教的な慣習の1つとして、特別なパンを食べるようになりました。
また、国によってクリスマスに食べるパンは異なり、パンが持つ意味や由来も多岐に渡ります。 そのため「クスマスパン」と一口に言っても、その種類は多彩です。それぞれのクリスマスパンが持つ意味や文化的な背景を知ることで、さらに伝統的なクリスマスを過ごすことができるでしょう。
聖夜にぴったり!世界のクリスマスパン5選
ではクリスマスのパンには、どのような種類があるのでしょうか。ここでは世界各国で食べられている主要なクリスマスパンを5つご紹介します。
それぞれの見た目や味わいの特徴だけでなく、クリスマスとの関係性も解説しているので参考にしてみてください。
1.シュトレン(シュトーレン)|ドイツ
シュトレン(シュトーレン)とはドイツ発祥のクリスマスパンのことで、日本でもクリスマス定番のパン菓子として知られています。 その起源は諸説ありますが、14世紀ドイツのザクセン州ドレスデンで生まれたと言われています。
「坑道」を意味する名前の通り、トンネルのような長い半円の形状で作られることが多く、表面にはまんべんなく粉砂糖をまぶされており、 まるで雪に覆われているような白い見た目が特徴です。バターをふんだんに使った生地の中に、洋酒に漬けたドライフルーツやナッツが練り込まれており、上品な味わいを楽しめます。
また、シュトレンには12月25日の4週前の日曜日から12月24日までのクリスマス準備期間「アドベント(Advent)」に食べる習慣があることも特徴の1つ。 スライスしたシュトレンをアドベントの期間に少しずつ食べていき、日に日に変わる味わいを楽しむ食べ方が一般的です。
▼シュトレンの詳しい解説はこちら
『シュトレン(シュトーレン)とは?名前の意味や味、食べ方などを解説』
2.フッツェルブロート|ドイツ
フッツェルブロートとは、北欧やドイツを中心にクリスマスシーズンに食べられる菓子パンのことです。 ドイツの一部では乾燥ナシを使用して作られていたことから、「干した果物入りのパン」という意味を持っています。
リキュールの効いたドライフルーツとナッツがふんだんに使用されており、少し固めの生地でしっかりと包まれている見た目が特徴です。 しっとりとした食感に加えて、ドライフルーツの華やかな香りと甘みを楽しめる特別感のあるクリスマスパンと言えるでしょう。
ドイツでは、先述のシュトレンと同様に冬の風物詩として親しまれているので、伝統的なクリスマスパンの1つとしてチェックしてみてはいかがでしょうか。
▼神戸屋のフッツェルブロートの魅力やこだわりについて
『ドライフルーツがぎっしりで味わい深い!「フッツェルブロート」』
3.パネトーネ|イタリア
パネトーネとは、「大きなパン」の意味を持つイタリアのミラノ発祥のクリスマスパンのことです。
中世のイタリアでは、パネトーネの材料の1つである小麦粉が大変貴重なものでした。 そのような背景から、クリスマスという特別な日を祝うごちそうとしてパネトーネが食べられるようになったと言います。
見た目はホールケーキのようなドーム状で作られることが多く、小分けに切り分ける食べ方が一般的です。 生地にはバターやドライフルーツなどが練り込まれており、甘くて上品な味わいとふわふわの食感を楽しめます。 素材の味をそのまま楽しんでも良いですし、生クリームやバニラアイスなどを添えて味わうのもおすすめです。
4.パンドーロ|イタリア
パンドーロとは、先述のパネトーネと並ぶイタリアの代表的なクリスマスパンです。 形は星型のドーム状になっており、その大きさは直径30cmにもなることもあります。 また、別名「黄金のパン」とも呼ばれており、生地の中身がきれいな黄色になっていることや、 かつての貴族に出していた「pan de oro(パン・デ・オーロ)」に由来していると言われています。
また、パンドーロにはドライフルーツは入っておらず、パネトーネと比較するとシンプルでパウンドケーキのような味わいが特徴です。 表面に粉砂糖やココアパウダーなどをまぶして食べるのが一般的だと言われています。
5.ベラベッカ|フランス
ベラベッカとは「洋梨のパン」という意味を持つ、フランスのアルザス地方に伝わるクリスマスパンのことです。
ドイツのシュトレンやフッツェルブロートに似ており、洋梨をはじめとする数種類のドライフルーツやナッツがたっぷりと詰まっています。 しかし、ベラベッカのほうが使用されているパン生地は少なく、具材の濃厚な味わいをメインに楽しめるのが特徴です。
日本でもクリスマスシーズンにパン屋やデパートなどで購入できるため、シュトレンやフッツェルブロートと併せて購入し、食べ比べしてみるのも良いでしょう。
【神戸屋のおすすめ商品】クリスマスに食べたいパンはコレ!
神戸屋では、世界の伝統的なクリスマスパンを販売しています。
ここでは毎年クリスマスシーズンに大変人気の「シュトレン」と「フッツェルブロート」をご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。※それぞれ販売期間が異なります。
シュトレン
神戸屋では、毎年11月1日から12月25日までのクリスマスシーズン限定で、ドイツの伝統菓子であるシュトレンを販売しております。
神戸屋のシュトレンは、本場ドイツ・フランクフルトのシュトレンの味わいを忠実に再現。香り高いリキュールに漬け込んだフルーツをたっぷり練り込み、 じっくりと焼き上げています。レーズン・オレンジ・アプリコット・シトロンの4種のフルーツの風味を感じられるほか、日を追うごとに馴染んでいく味わいの変化をお楽しみください。
▶神戸屋のシュトレンのご購入はこちら
こちら
※11月1日から12月25日までの期間限定となります。
フッツェルブロート
神戸屋のフッツェルブロートは、2万3千人のフードアナリストによる食品・食材の審査・認定制度「ジャパン・フード・セレクション」でグランプリを受賞した一品です。 毎年クリスマスシーズンになると、大変多くのお客様にお買い求めいただいております。
リンゴやチェリー、レーズン、オレンジピールなどのフルーツとナッツをパン生地に包んでじっくりと焼き上げており、 しっとりとした食感と贅沢感のある味わいが特徴です。8㎜~1㎝の厚さにスライスして、数日かけて毎日ひと切れずつ食べることで味わいの変化を楽しめます。
神戸屋オンラインストアでは、ご注文から5~6日で各ご家庭にお届けしています。クリスマスシーズンに合わせて、ぜひお買い求めください。
【ご夫婦やカップルにおすすめ!】
▶フッツェルブロート 1/2本のご購入は
こちら
【クリスマスパーティーなどにおすすめ!】
▶フッツェルブロート 1本のご購入は
こちら
▶フッツェルブロート 2本の購入は
こちら
世界の伝統的なクリスマスパンで特別な聖夜を
欧州諸国を中心に、クリスマスに食べられるパンはいくつもあります。定番のチキンやケーキなども良いですが、 伝統的な雰囲気を楽しむためにも特別なクリスマスパンを食卓に用意してみるのもおすすめです。
ぜひ当記事でご紹介した内容を参考に、今年のクリスマスは世界の伝統的なパンを楽しんでみてください。